カワリモノ息子の技術メモ的な~

カワリモノ息子とその母の技術メモ的な〜

学校が苦手な息子くんの作品とその母の作品、はたまた日常などいろいろを在宅エンジニア母が綴る

reTerminalを買って中2息子くんUbuntuを入れました

reTerminal

 ついに買ってしまいました。


www.switch-science.com

 お値段がそう安いものではないので簡単に手が出せず、わりとずーっと考えていたのですが、

  • コンテストが開催されたのでそれに出したい
  • コンテスト向けに少し安くなっている(スイッチサイエンスで23,517円でした)
  • 息子くんもすごく触ってみたがっている
  • 本屋さんでふと手に取った本に「自分に投資しなさい」と書いてあった

 という理由から購入を決意しましたw

 コンテストに出すために開発するの、本当もう中毒のようにやめられなくなっています。ハードど素人ですが「参加することに意義がある」がモットーです。

protopedia.net

 reTerminalは中身がなんとRaspberry Pi(通称ラズパイ)という小型コンピュータなんです。
 ラズパイについては過去ブログ記事もいくつか書いていて息子くんが大好きなもののひとつです。

 reTerminalではRaspberry Pi 4ではなく、Raspberry Pi Compute Module 4というものが使われています。(機能としてはラズパイ4です)

 息子くんはRaspberry Pi Compute Module 4が欲しいとずっと前から言ってたのですが現在入手困難なんです。
 しかしこれが内蔵されているreTerminalが販売されているので気になっていました。

 いっぽう私としては、ラズパイもある程度は触ったことがあり興味があるということと、なんといってもこのフォルムですね。

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 スマートです。
 自己分析するに、私は基板がむき出しじゃなくてコンパクトな箱に収まっていて画面と最小限のボタンがついたデバイスにとても惹かれるようです。M5Stackしかり。そういえばポケベルもフォルムがとても可愛いと思っていました(世代…)

開封後まず起動

 届いたその日は在宅勤務していました。荷物受け取り後、はやく開けたいという息子くんを制止して私が動ける夜になるまで待ってもらいました。

 そしてやっと開封!

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 電源ONの時が来ました!

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 電源は付属していないので別途準備が必要です。USBタイプCのクチとなっており、うちではすでに持っていたラズパイ4用の電源(ラズパイ4をセットで買ったときに付属していた電源)を使用しました。

 プリインストールで Raspberry Pi OS(ラズパイOS) が入っているのですぐに起動できます。
 設定でWi-Fi繋げBluetoothでキーボードを設定して、ラズパイOSが正常に動くことを確認しました。

OSをAndroidにしてみようとした→失敗→ラズパイOSに戻した

 息子くんはどうしてもAndroidを入れたいとのこと。息子くんはラズパイ4をAndroidとして使いたい欲が強いです。▼過去記事
siroitori.hatenablog.com

 でも私はこのままラズパイOSを使ってもみたかったので、「ラズパイなんだからSDカード差し替えて使えばいいじゃん」なんていう安直な考えで、息子くんにそう指示しました。

 それからreTerminal公式Wiki(https://wiki.seeedstudio.com/reTerminal/)の開け方のところを参考にして、ねじを外して開けてみてました。

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 ↓ 4つのねじをはずすと一番外側のケースが外れるはずなのですが、ここがわりときつくはまりこんでいて外すのが少し難しかったです。(その後何度か開閉しましたが、そのたびに外すのにちょっと苦労しました)
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 息子くんに「SDカード取り出せんやん!Wiki読んだらeMMCて書いとるやん!」って怒られちゃいました。
 そうこれはSDカードが取り出せるタイプのやつじゃなかったです…。

 それで、結局ブートモードスイッチを切り替えてUSB経由で書き込みをしていました。(おかしくなったときにちゃんと元のラズパイOSの状態に戻せるのか母はハラハラ)

 その後、起動!するも、残念。reTerminalのディスプレイは真っ黒のままでした。

 仕方が無いので再度ラズパイOSに戻しました。
 reTerminalのラズパイOSへの戻し方は▼コチラを参考にさせていただき無事に元のラズパイOSに戻ることができました。
lab.seeed.co.jp

OSをUbuntuにした

 その後知ったのですが、reTerminal用にはラズパイOSとUbuntuのみ対応させているということでした。
 reTerminal用のドライバがラズパイOS用とUbuntu用のみ作られているということです。

 公式Wikiのこのあたりを参考にしながらUbuntuを入れました。
Getting Started with reTerminal - Seeed Wiki
 
 Ubuntu用のドライバは
Issues with Ubuntu running on reTerminal · Issue #28 · Seeed-Studio/seeed-linux-dtoverlays · GitHub
 上記Issueの情報をもとにセットアップしたそうです。

 ドライバを入れるまではいったんHDMI出力モードになるのでHDMIでモニターをつなげて操作していました。

 今考えると、Androidがだめだったと思ったときもHDMI出力でディスプレイ表示されていたのかもしれません。

 日本語化も終え無事に操作できるようになり安定動作しています。↓ これはpythonのプログラムを動かしています。

電力不足に注意

 こんなトラブルがありました。

 ラズパイでの電力不足のトラブルは以前から何度か経験していました。
 画面がうつらなくなるといったようなトラブルは無かったのでそれが原因だとすぐ気づかず次の日に解決しました。

 コンセントから延長タップを引いていていくつかの機器がつながっていました。これをreTerminalは別のコンセントから取るようにすることで解決したんです。

 考えてくださっていた方リツイートしてくださった方、どうも有難うございました。

 このあたりの選定も大事です。それにしてもSeeedの方から直接返信いただけるなんてとてもありがたいです!

reTerminalの参考サイト

wiki.seeedstudio.com
lab.seeed.co.jp

コンテストに向けて

 コンテストに向けたものづくりを普段やらない息子くんなのですが今回はけっこうやる気出してくれてる感じがするので、一緒に作っていこうとしています。

 先日役割分担を話し合いましたら、筐体設計やライブラリの開発は息子くんがやりたいそうで、となると私はアプリの一部作るのとドキュメント要員になりそうです。
 とブログに書いてしまうとちゃんとできるかなと自分にプレッシャーですが、、ほどほどにがんばりまーす。

 前回のブログで息子くんが「プログラミングに飽きた」発言をしていると書きましたが、それでもやっぱり新しいデバイスや新しいものづくりにはとても興味がそそられるようです。
 とにかく気分屋の息子くんの気が変わらないと良いなと願いつつ、意見も衝突しながらも(=親子喧嘩)楽しくできるといいなと思います。

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