カワリモノ息子の技術メモ的な~

カワリモノ息子とその母の技術メモ的な〜

学校が苦手な息子くんの作品とその母の作品、はたまた日常などいろいろを在宅エンジニア母が綴る

第二種電気工事士の技能試験を受験してきた

今回のブログは私(息子くんの母)が資格試験を受験してきた話の続きです。

第二種電気工事士の一次(筆記試験)通過

 5月に受験した第二種電気工事士の筆記試験がめでたく合格していたので、技能試験のステップに進むことが出来ました。

 ↓ 筆記試験のときのブログ記事
siroitori.hatenablog.com

 そして先日2021/7/18に技能試験を受験してきました。合否発表は8/20なのでドキドキの発表待ち状態です。

技能試験への準備

 技能試験の練習は事前知識ゼロで、筆記試験終わって初めて勉強を始めました。ネット情報によると、割とそんな人多いっぽいです。
 
 技能試験はすでに公表問題として13問が発表されています。
 これらのうち必ずどれかが出題されるので、これらができるようにやっておけば大丈夫なんです。

技能試験対策の講習会に参加

 技能は独学で動画で学べたりもするらしいんですが、講習会に参加してみました。
 多分一人だったら講習会行ってなかったと思います。
 電気工事士の講習会とか、受講する人たちのイメージが想像できず。なんにしてもおじさんたちばかりだろうし・・と気が引けてました。
 でも今回はエンジニア仲間であるIoT主婦のYamada3さんが一緒だったので受講できました!良かった!

 結果、受講して大正解。
 多分受講してなかったらかなり不安だったでしょう。

 ↓ 講習会での机上写真

 メインで説明をする講師のほかにサポートの講師が数名いてくださってわからないところを教えていただけます。

 言葉や映像で教えてもらってもやっぱりよくわからないことってありますよね。きちんと自分の手元で「ここがこう」と教えていただけるので理解度半端ないです。

 また問題を実際に解いたあとチェックしてもらえるのが大きいです。
 自分でやってみて「できた」と思っていても、ミスが案外あったりします。
 ミスは1つでもあると不合格になります。
 ちゃんとプロからチェックしてもらえるのは良いです。

 あと講習会の良かった点は、公表問題13問がひととおり練習できる材料もセットになっていたこと。
 日本電気協会の講習会を受講したのですが、正直申し込む前は講習会費2日間で28,000円は高い・・・と悩みました。
 でも、参加してみてわかったことなのですが材料もすべてセットになっていたので納得でした。

 材料というのはこんなスイッチやコンセントなどのパーツに加えてケーブル各種です。(工具は別で揃える必要があります)


 材料だけ買ってもAmazonで見たら1万3~5千円するようです。

 講習会を受け、だいぶ理解できできるようになりました。
 しかーし!第二種電気工事士の技能試験は40分という制限時間があります。講習会中に何問かやってみましたが、どうしても40分におさまることはありませんでした。
 

あとはひたすら家で練習&制限時間と格闘

 ひたすら時間を短縮すべく練習しました。
 といっても公表問題13問をひととおり練習したのとプラス1回不得意なものを重複して練習した程度です。







 練習をすすめると、なんとか40分で作ってチェックするところまでギリギリおさまる感じにはなってきました。
 必ずというほど問題に入っているランプレセクタブルへの接続などは、回を重ねるごとに早くなりました。

 ただ問題によっては作業が多くてちょっと時間内に終わらせるのが厳しいものもあると思いました。

大変だと思ったところ

 わたし的には、中スリーブが一番の難関でした。
 スリーブは大・中・小とあるんですが、第二種の技能試験では小か中しか登場しません。
 小スリーブはまだ良いのですが、中スリーブは何本もの電線をまとめてガチャンと圧着しないといけません。
 その固いのといったら!!
 女性だと特に手の力だけだと厳しくて、体重かけて押さないと圧着できません。そうこうしているうちにずれてしまって思った位置に圧着できなかったり絶縁被覆を挟んでしまったり・・(絶縁被覆を挟んだら不合格。そのほかにもここは何ミリまでとかいう決まりがあります。)

 ↓ これは小スリーブ。3本の電線を圧着しています。

 1回練習問題をやると結構手が痛くなってあまりたくさんはできない感じでした。指にマメもできてしまいました。

技能試験当日

 筆記試験の時に少し睡眠不足だったのがいけなかったなという反省を踏まえてしっかり睡眠をとって当日挑みました。
 試験開始前35分を過ぎると遅刻で受験できないのもあるので寝坊しないようにしなければなりません。

 会場は大きなホテルで、宴会場に座席が並べられていました。

 筆記試験のときは女性の姿は何名か見かけましたが、技能試験になるとあまりいなかった?ような?200名位入った同じ部屋の中には女性(成人女性)は私以外に1名しか見つけられませんでした。制服姿の女子はちらほら3名くらい見かけました。

時計が無い

 そしてここで怖れていた事態が。

 「時計が無い・・」

 実は筆記試験の時も持ち物に「時計」って書かれてたんですけど、「通信機能や計算機能のないもの」と書かれてあって持ってなくてわざわざ買うのもな~と。今時なかなかないですよね、通信機能のない時計。
 それでも筆記試験の時はわりと大きな鳥のデザインの置時計をかばんに忍ばせていきました。多分時計あるだろうし最悪なければそれを机に出せばいいと思いました。はずかしいですが。そして、やっぱり思った通り会場には時計があったので置時計は登場しなくて済みました。

 それが今回の技能試験ではなんと時計がないという事態。
 鳥の置時計も持ってきていません。
 しかも40分以内に終わらせる時間が重要となるミッション。

 焦って興奮気味に試験官の方に相談しましたら、「では試験中に手をあげてもらえたら私の腕時計を見せますよ」と言われひと安心。

 そして試験開始。
 1分1秒を争う技能試験中、時間を知りたくてもまぁ手を上げる余裕もありません。
 ひととおり完成させてひととおり間違いがないかチェックして、よし、残り何分か聞こう!と思ったその時。
 「時間ですのでやめてください」とのアナウンスが。ちょうど40分でしたw

出た問題

 公表問題のNo.1が出ました。
 中スリーブ無くて本当に良かった!

 ↓ 家でやったときの公表問題1番目

みんなすごい

 やっぱり周りの受験者の様子がすごく気になりました。
 「工具が使いこんであるこの人すごそう」とか受験中にも「隣の人もう作り終わってそう」とか。どの人も全員猛者に見えました。

 受験が終わったら作り終えたものに名前を付けてその場所に置いたまま帰るんです。
 「あれだけ頑張って時間ギリギリなんだから、作り終えてない人いるはず」と、できない人を見て安心しようと思った汚い心の私でしたが、帰り際にどの机を見ても全部完成している・・しかもかなり綺麗に形が整えてある・・・いやほんとみなさんすごいです。

まとめ

 頑張ったので合格しているといいなと思います。
 久しぶりの勉強や実技の練習も楽しかったので「次は何の資格とろうかな」とか思っちゃいました。

 それにしてもトータルで割とお金かかったなーと思いました・・。
 情報系の資格はよっぽどお金かからないですね。
 どれくらいお金がかかったかは、合格発表で合格が出たらまた書こうと思ってます。そうなると今度は免許の発行にもお金がかかるんですよね。
 不合格だったら合格するまで受けてトータルかかった費用をブログに書きますw

 あと、前回の筆記のこと書いたときに「どれくらい勉強しましたか」とブコメで質問いただいていました。返事をどこに書くべきかわからずお返事遅れ失礼しました。
 うーん筆記の勉強時間カウントしてなかったのでよくわかりませんけど・・・平均したら1日20分×3か月くらいになるのかなと思います。でも感覚なので確かではありません。実際には何も勉強しない日も多くありました。逆に集中してやった日も。

おまけ

 スイッチとかあったらやっぱり試してみたくなっちゃいますよね~。
 電気工事士の免許がまだもらえていない今は、私にできる電子工作レベルで実験。