カワリモノ息子の技術メモ的な~

カワリモノ息子とその母の技術メモ的な〜

学校が苦手な息子くんの作品とその母の作品、はたまた日常などいろいろを在宅エンジニア母が綴る

小6息子くんWindows98インストールを自動化した

これまでのお話

MacのVM上にWindows98をインストールできるようになりました。

siroitori.hatenablog.com

その後さらなる研究を重ね、何度も再インストールを続ける息子くん。
なにが彼をそうさせるのか・・・

ともかく、何度もやるうちに面倒になってきたということでした。

面倒ポイント1:起動ディスクから起動してインストールコマンドをたたくところ

「Windows98をセットアップする専用の起動ディスク」を作ったとのこと。
このディスクから起動すればすぐにWindows98のインストールを始めることが出来ます。

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どうやって作ったかというと、これ自体は一度インストールしたWindows98から操作して「起動ディスクを作成」したと。あくまでWindows98上で作ったとのこと。
なのでこの起動ディスクから起動してWindows98のCD-ROMさえあればFreeDOSやMS-DOSなしに起動できるようになっています。

この作成された起動ディスクの内部をいじって、起動直後にWindows98をインストールするようにカスタマイズして、なおかつ画面に出力される文言(上の画像の文言)も自分で作成したとのことです。

面倒ポイント2:プロダクトキーを入力するところ

何度も長たらしいプロダクトIDを入力するのが面倒だと。
プロダクトIDてプロダクトキー、ライセンスキーのことですね。

息子くんは今までにもWindows10のインストールなどやってきています。
(※Windows10は、ちゃんとライセンス持っています。ライセンスを持っている数しかインストールしていません。ただしInsider Previewは複数入れています。)

Windows10ではインストール時にライセンス認証はないそうです。セットアップ後に、認証が必要になると。
きっとネットでどこかにアクセスして認証しているんでしょうから、そういう流れになるでしょうね。

ただWindows98ではネットにつないで認証する方式ではないそうです。
たしかにネットって言ってもまだダイヤルアップも多く、ネットに繋がずPC作業する人も多数いた時代ですもんね。

『しかしプロダクトID入力が面倒だなんて、そもそもそんな何度もインストールしてプロダクトIDを入力する人いないと思うからね・・・』

という心の声はひっそりと自分の中にしまい、ここを自動化したとのことなのでどうやったのか聞きました。

プロダクトID入力を自動化するにあたっていろいろ調べたら、Windows98のCD-ROMの中に入っている「Microsoft Batch 98」というソフトを使えば自動インストールスクリプトが作成できるという情報を入手したそうです。

↑ Windows98のCDの中に入っているこのsetup.exeで「Microsoft Batch 98」がセットアップできます。

↑ 「Microsoft Batch 98」の画面

プロダクトIDをはじめ、インストール時に聞かれる様々な設定をここで入力することが出来ます。

諸々の設定を済ませ、最後に「INFファイルに保存する」ってやると下記のようなINFファイルが出力されます。
(最近見ないけど私が新人社員のころ慣れ親しんだセクションとエントリで構成されるINIファイルのフォーマット形式だー)

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この機能、企業などに出荷するPCのキッティングなどで使用されていたのでしょうね。

この二つを使ったらインストールが高速に

こんな感じでぴゅんでインストールできるようになりました。(動画13秒)
(そこまでする必要もないかなとも思いましたが、プロダクトキーの部分はモザイクかけてます。)

おぉ~手動入力なしに進んでナイスだね!



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